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2008年8月29日 (金)

日本最高点到達

どれくらい眠ったのだろうか。

暗闇の中ごそごそという音とともに目が覚めた。

時間は午前0時から1時の間だったと思う。

何人かが行動を起こし始めていた。

富士山頂上で御来光を拝む為には

早く出ないと間に合わない可能性があるのだ。

次々に外に出ていく人達に焦りながら

登山の準備をして朝食の弁当を食べた。

外は空が真っ暗で霧雨が降っている状態で

ガスがかかって100m先も見えなかった。

それでも山小屋周辺はヘッドライトを

点灯させた登山者達の照明で眩しかった。

俺はヘッドライトが点灯することと

予備の電池、電球の場所を確認して

混雑しないうちに早く頂上を目指すことした。

外に出る時に昨日濡れた靴が乾いてなくて

掃き心地が嫌な感じだったけど、我慢する覚悟を

決めてを外に出た。

有料トイレの料金箱に100円を入れて

用事を済まして出発。

ここからは単独行動だ。

登っていて不思議に思ったことがある。

いつまでも8合目が続くことだ。

頂上や先に登った登山者が全く見えないので

永遠に終わりがないような感じがした。

雨で濡れた手足が冷たくなってきて

だんだん辛くなっていた。

軍手じゃない冬用手袋・靴下と簡易カイロ

でも持ってくれば良かったと後悔。

口が寂しくなったのでブドウ糖を口の中に

放り込みながら、もくもくと登り続けた。

空気が薄くなっているのか自然と

深呼吸を繰り返すようになってくる。

疲れてきたのか何回か立ち止まって休憩した。

次から次へと登山者が上を目指して

登ってくるのを横目で見てると

「俺も頑張らなきゃいかん」って思えた。

途中でヘッドライトの明かりが暗くなってきた。

くそ、電池切れかよ、面倒くせ~って思いながら

単三電池の交換をした。

最安のヘッドライトだと頂上に到着するまで

電池交換が必要なようだ。

9合目を過ぎて歩き疲れた頃に

登山者が大勢いる頂上に着いた。

頂上前に大きな鳥居を通ったけど、ここが頂上という

ハッキリとした感覚がないまま

「俺は富士山を制した~」と両手を上げた。

とりあえず第一目標達成。

ホッと一息ついた。

頂上は想像していた以上に人で溢れていた。

特にトイレ前には順番を待つ女性が

溢れていたので女性って大変だなって思った。

次は、お鉢めぐりをしようと思って

先に進もうとして左回りや右回り

を試みたが、山小屋などの建物周辺を離れると

真っ暗で道が全く見えずに

風が想像以上に強くて前進できなかった。

行き場を失ってしまって、これからどうしたら

良いのかよくわからなくなってしまったので

先に着いていた登山者のように

山小屋などの建物前で立つ場所を確保して

人の流れを観察した。

登山者の中には、頂上で御来光を

見る前に下山してしまう人達もいるようだ。

気持ちが落ち着いてくると、狭い頂上で御来光が

見られる時間まで長時間待たなければ

ならないことに気付いた。

十分な防寒対策をしてこなかったので

寒さが体に堪える。

(ガイドブックやインターネットの富士登山情報には

防寒対策について詳しい説明があったけど、想像

していた以上に寒かった)

雨が降った時のことを考えてなくて

余分な防寒着(手袋・靴下)を

持って来なかったのが悪かった

としか言いようがない。

立ったまま何もしないで待つ時間が辛く感じた。

どれだけ時間が流れたのだろう。

周囲が少し明るくなってきた頃に

山頂の売店が開いて

大量の登山者が中にどっと流れた。

俺は人々の熱気と勢いに圧倒されて

簡単に中に入ることができなかった。

食事を済んだ人達が外に向かい出して

溢れ出ている人が少なくなってきた頃に

座る場所を確保してラーメンと甘酒を注文して

冷えた体を温めた。

ラーメンは、何だこのラーメンは?って

思ったけれど、甘酒はとてもおいしく感じた。

「わぁ~」という歓声で外に出たが、薄い雲から

見えていた太陽がすぐに厚い雲に隠れてしまった。

結局、天候が回復しなかったので

御来光を拝むことができなかった。

残念だ

今度は、お鉢めぐり。

天候が良くなってきたので

日本最高点を目指すことにした。

周囲の登山者の後を追って歩き続けた。

途中、富士宮口頂上付近の

こんなところに?ってところで

小さな子供(三歳以下)が一人で歩いていた。

いつも思うことだけど、子供の親は

こんなところで子供に不測の事態があったら

どうするつもりなんだろうって思った。

まぁ、他人の子だから・・・

俺が口出しできないけど、何かあったら

自己責任という言葉が頭をよぎった。

昔の観測所前にある急な坂を登って

なんとか日本最高点に到達できた。

ここが剣ヶ峰というところで

日本一高い場所(標高3,776m)だ。

Photo 「やったー」。

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2008年8月28日 (木)

雨の富士登山

「自分(が登る時)は大丈夫」なんて

何の根拠もないことなんだよなぁ・・・。

俺は、東京駅発の1泊2日富士登山ツアーバスの

窓から雨でスッキリしない景色を眺めていた。

(無職になって、この時期にやりたいことを考えたら

死ぬ前に1度でいいから

日本一の富士山で御来光を眺めてみたい

って思ったのだ。

登山は旭岳しか経験したことがなくて

初めての富士登山だから

本屋に行ってガイドブックを買って

とりあえず登山用品を準備しなきゃと

スポーツ用品店を回った。

でも、登山用品は思っていた以上に値段が高い。

一通りの登山装備に最低でも数万円はかかる。

別に無くても大丈夫じゃないのか?

俺には金が無くても基礎体力が必要以上ある。

だから無理に買わなくても

大丈夫だって思っていた。

結局、夜間登山に使うヘッドライトと

栄養補給のブドウ糖だけを買っただけで済ました。

自宅では作業用雨具を用意していたが、荷物が

かさばりデイパックが重くなって邪魔になるので

雨対策を何もしないで北海道から東京に出てきた。

万が一、雨が降っていたら現地調達しようって

考えていたけれど、東京に着いてから

数日たっていたのに合羽を買っていなかった。

8月下旬の平日だったら登山する人が少なくて

良いなんて思ってバスツアーの予約をしたのに

下旬に入ってから天候不順な日が続いていた。)

こんなことだったら最も天候が良い時期に

予約するべきだった、と後悔。

俺の人生は、こんなことばかりだから

駄目なんだよなぁ・・・と思った。

バスは予定通りに富士山の5合目に着いた。

富士の5合目は初めてじゃないけど、ここの

吉田口5合目は初めて来た所だ。

外は雨が降っていて頂上(山全体)が

雲で覆われていて見えなかった。

山小屋で1時間ほど休憩。

(休憩するのは高山病対策の為)

休憩室は平日にも関わらず、頂上から戻ってきた

登山者で混雑していた。

雨の中を下山してきたからか

魂が抜けたような表情の人達が多い。

混雑した部屋に一人でいると辛いので

早めに昼食を食べることにした。

昼食は、お腹の調子が良くない時でも

食べられるカレーライスを

夜も山小屋でカレーなんだけど、まぁいいかと

思いながら食べた。

食事後に降り続ける雨を横目に

一番安かった合羽を1500円位で買った。

雨の中rain、登山ガイドを先頭にツアーの人達と共に

8合目の山小屋に向かって出発。

体力的に弱い者が先頭になったので

俺は必然的にグループの後方を歩いた。

登山中に強い雨が断続的に降ってきて

軍手、運動靴、デイバッグが濡れてきた。

8月でも雨が想像以上に冷たく感じた。

寒さから「あ~ぁ」と独り言を連発。

口の中が寂しくなってきたので

山小屋でチョコレートを購入して食べた。

糖分のせいかエネルギーが体から

湧いてきたように感じた。

混雑からか思うように前に進まないので

早く8合目の山小屋に行きたかったけれど、

団体ツアーだから個人行動出来る訳でもない

ので多少のストレスを感じた。

濃いガスが山全体にかかっていて

数十m先を登っている登山者達しか見えない

状態の中で山小屋が異常に多い登山道を

休憩を挟みながらゆっくりと登り続けた。

途中で合羽の股の部分が破れてきた。

半日も使えない合羽かよ~

と思ったけど、合羽を脱いだことで

下半身の蒸れ具合が不快

だったのがなくなって良かった。

雨の中なんとか宿泊地の山小屋に到着。

山小屋のスタッフが雨に濡れたデイバッグを

タオルなどで拭いてくれた。

心遣いに感謝。

山小屋のスタッフに迷路のような通路を通って

奥の部屋の2段ベッド?に案内された。

俺の寝場所は部屋奥側の上段となった。

天井に簡単に手が届くので息苦しさを感じた。

ガイドブックの説明で理解していたけど、本当に

狭い空間で大勢の人間が老若男女関係なく

寝ることにビックリ。

皆が寝る場所を確保したところでスタッフから

「通常は4人が寝るところを

今回は3人で寝てもらいます」と言われた。

それでも隣との間隔が異常に狭く感じる。

これで多少ゆとりある寝場所なんだろうか?

最盛期はどんだけ(詰め込むんだ)~って思った。

雨で濡れた衣服(パンツを含む)を脱いで

乾いた服に着替え、明日の登山の準備をして

お約束のカレーライスを大勢の登山者達と

一緒に食べた。

食後に何もすることがないので

火事・地震などの緊急事態が起きてもいいように

寝場所の位置を確認してから寝た。

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2008年8月21日 (木)

三国志展

旭川美術館で行われた三国志展を観てきた。

開場時間前から大勢の人が入り口に並んでいた。

中に入って展示物を見て

魏(曹操)・呉(孫権)・蜀(劉備)

頭の中であいまいだった関係が整理できた。

絵を観ていた一人の年配のおばさんが

「私、こんなの知らない」と呟いていた。

誰かに誘われて「三国志」を知らずに来たようだ。

その時は、知らないなら調べてみろよ

なんて思ったけど

後で考えると

女性が「三国志」なんて詳しく

知らないほうが幸せかもしれないと考え直した。

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2008年8月10日 (日)

お前も働けよ

妻との会話で

俺が無職になったことで

何気ないちょっとした会話から

早く仕事を探すように命令口調で指図された。

働いていた俺より

いつも昼寝している妻の方が偉そうなんだけど・・・。

ムッときて

「お前も働けよ」と言ってしまった。

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